矯正治療の検査

東京ビアンコ歯科 / 矯正歯科 渋谷

矯正治療の検査

検査項目

 TBDC東京ビアンコ歯科矯正歯科 渋谷院・新宿院では、通常の矯正歯科でおこなうパノラマ・セファロX線検査、顎模型による咬合検査に加えて、顔の中心と上下顎歯列の正中の評価、Eラインや鼻唇角といった横顔の評価など軟組織も含めた診査・診断もおこなっております。

 歯並び・咬み合わせだけでなく歯科矯正で理想の横顔になれる治療計画を立案いたします。

正中評価

 TBDC東京ビアンコ歯科矯正歯科 渋谷院・新宿院では、骨格だけでなく軟組織も含めた顔全体の中での歯列の治療を重視しています。

 正中の評価では、上下の歯列の正中だけでなく、顔の中心や鼻の中心と上下歯列の正中を評価し治療方針・計画を立案していきます。

横顔評価

 最近では成人女性を中心に、矯正歯科で歯並びや咬み合わせだけでなく、横顔の改善を求める患者様が増加傾向になっています。

 TBDC東京ビアンコ歯科矯正歯科 渋谷院・新宿院では、骨格や歯といった硬組織だけ皮膚など軟組織も含めた横顔の評価も重視し、矯正治療の方針・計画を立案していきます。

Eライン

 Eラインは、横顔から見て鼻先と下顎のオトガイの先を結んだラインになります。

 このEライン上または、それよりも後ろ側に上下の口唇があるのが理想とされています。

鼻唇角

 鼻唇角は、横顔から見て鼻の下の鼻中基底部と上唇の人中との間の角度になります。

 日本人の平均的な鼻唇角は90°で、理想的な鼻唇角は個人差はございますが、90°~110°と言われています。

咬合評価

 印象採得により上下歯列の顎模型を作成し、咬み合わせの評価をいたします。

アングルの分類

 アングルの分類とは、上の歯列と下の歯列の前後関係から咬み合わせを評価する分類法です。

 上下の第一大臼歯の前後関係を基準とします。

 矯正治療で小臼歯を抜歯する場合に、上下とも抜歯するのか、上顎だけ抜歯するのか、下顎だけ抜歯するのか、といった治療計画の根拠になります。

アングル1級

 上下の歯列の前後関係が正常な咬み合わせを言います。

 上下の第一大臼歯の前後関係が正常で、具体的には下顎の第一大臼歯が上顎の第一大臼歯よりも1.5~2mmとやや前方に位置しています。

 学術的には、咬合時に上顎第一大臼歯の近心頬側咬頭(上図の赤線)下顎第一大臼歯の頬側溝(上図の青線)の位置で嵌合している状態になります。

アングル2級

 上顎の歯列が下顎の歯列よりも前にずれている不正咬合、上顎前突の関係を言います。

 上顎の第一大臼歯も正常な咬合と比較して、下顎の第一大臼歯よりも前方に位置しています。

 上図のように上顎の第一大臼歯の近心頬側咬頭(赤線)下顎の第一大臼歯の頬側溝(青線)よりも前に位置しています。

アングル3級

 下顎の歯列が上顎の歯列よりも前にずれている不正咬合、下顎前突の関係を言います。

 下顎の第一大臼歯も正常な咬合と比較して、上顎の第一大臼歯よりも前方に位置しています。

 上図のように下顎の第一大臼歯の頬側溝(青線)上顎の第一大臼歯の近心頬側咬頭(赤線)よりも前に位置しています。

パノラマ・セファロX線検査

パノラマX線検査

 パノラマX線検査は一般の歯科医院でもおこなわれる上下歯全部を1回の撮影で見ることができるレントゲン検査です。

 大きな虫歯の有無、生活歯か神経が死んでいる失活歯の診断、失活歯の場合は根尖に膿が溜まっている根尖性歯周炎の有無を診断いたします。

 他にも歯周病などで歯槽骨が吸収し下がっていないか診査・診断いたします。

 パノラマX線検査は矯正歯科分野では歯根の状態や、埋伏歯の有無を診断いたします。

 特に矯正治療で問題となるのが智歯(親知らず)です。

 上手の白丸で囲んだ親知らずの歯のように、歯茎や骨に埋もれた智歯(親知らず)は矯正治療の妨げになるので口腔外科で抜歯していただく必要がございます。

 特に横に向かって埋もれている水平埋伏智歯と呼ばれるもので、根が今後も成長する智歯(親知らず)は要注意です。

セファログラムX線検査

 セファログラム(頭部X線企画写真)とは、一定の基準で撮影される頭蓋顔面部のレントゲン写真です。

 矯正治療において重要となるのが側方からのセファロX線写真で、頭蓋顔面と歯牙の位置関係などが分析できます。

 セファロ分析は項目が多いので別ページで解説いたします。

CT検査

 CTは、わかりやすく言うと立体で分析できるレントゲンです。

 パノラマやセファロX線撮影が平面での2Dなのに対し、CTなら3Dで骨や歯の様子が分析できます。

 矯正治療においては、埋伏歯の様子や、特にアンカースクリューを使用する場合の診断に使われます。

 アンカースクリューを歯根間の歯槽骨に埋入する場合に、骨密度などからアンカースクリューの長さや太さなどを決定する参考にいたします。